みなさんのPCはメモリどのくらい積んでますか?
通常使いでは8GBがメジャーで多くても16GBでしょうか。16GBあればほとんどの用途で事足りると思います。
16GBを超えてくるとニッチな用途になってきて、動画編集やゲーム用途でしょうか。
私は「ThinkCentre m75q tiny gen2」を仮想環境構築用途で購入しましたが、この子、8GBしか搭載していません。即納モデルだったし後付けの方が安いのでお得でした。
なので今回はメモリ増設をしてみます。
必要な物
メモリ増設に必要な物はこちら。
- 増設するメモリ
- プラスドライバ(PH2くらい)
- 静電気の発生しにくい環境
増設するメモリ
まずは増設するメモリを購入する必要があります。
購入する前に下記の点には注意しましょう。
増設したい容量を検討する
まず増設したい容量を検討しましょう。
あと何GB追加したいのか、用途によって様々ですので用途と予算でバランスのいいものを見つけましょう。
メモリは同一容量で2枚合わせるとデュアルチャネルいう機能で速度が上昇します。
私の場合、仮想マシンにメモリを割り当てるので16GBを1枚購入しました。
現状の8GBとわせて24GBですね。デュアルチャネルにはなりませんが、十分でしょう。
足らなくなったら16GBを買い足して32GBにする予定です。
今回は空きスロットが1つあるので1枚購入して追加するだけですが、2枚買って今刺さっているメモリも交換することも可能です。
メモリの規格を確認する
PCによって対応しているメモリの規格が異なります。
まずはPCの説明書か、「PCの型番 メモリ規格」などでググりましょう。
規格が異なると言っても最近のPCはほとんどDDR4という規格です。(古いPCはDDR3だったり最新はDDR5だったりするのでよくご確認を)ですが、DDR4規格の中でさらに分かれます。
それが、サイズと速度です。
サイズは2種類あり、長いやつ(DIMM)と短いやつ(SO-DIMM)。と覚えておけば良いでしょう。
基本的にノートPCは短いやつ。デスクトップは長いやつ。
ですが、小型デスクトップPCなどは短いやつの場合が多いので、しっかり確認してから購入しましょう。
もれなくThinkCentre m75qも短いやつです。
速度はPC自体が対応している最大速度のメモリを選んだ方が良いです。
速度ごとの値段もそんなに変わりませんし、速いは正義です。
仕様上PC(マザーボード)とメモリの速度を一致させる必要はなく、遅い方に合わせて動作するそうですが、
不要なトラブルを避けるためにも速度は合わせた方が良いと個人的に考えています。
メモリの速度は下記のような表記でわかります。
PC4-25600 (DDR4-3200)
PC4-xxとDDR4-XXという2パターンの表記があり非常にわかりづらいですが、上記の場合どちらで表記されていても性能は同じということになります。
PCの説明書などで片方の表記しかない場合は、ググって対応を確認してみましょう。
私の場合、Lenovoのサイトで確認したところ「PC4-25600 DDR4 SDRAM SODIMM」と記載があったので[PC4-25600]または[DDR4-3200]と記載されているメモリを購入しました。
Teamというメーカーの16GBで私が購入した時は7980円でした。
メモリを2枚挿す場合できればメーカーを合わせた方がいいらしいのですが、今まで特別不具合に遭遇したこともないので値段で決めました。
メーカーにこだわりはありませんが、Teamというメーカーもメモリでは有名メーカーなので安心です。
リンク先は最初に16GBx2枚が選ばれているのでご注意ください。
プラスドライバ
PCを開けるのに必要です。
ThinkCentreの場合はプラスのネジ1本で開けることができますが、PCによってネジも異なるので説明書等でご確認を。
ThinkCentreはPH2というサイズのプライスドライバで開きました。
一家に1台、小さい電動ドライバがあると便利ですよね。 重宝してます。
静電気の発生しにくい環境
半導体の天敵、静電気。
PCを開ける時は作業の前に金属を触ったり、部屋の湿度を適度に上げるなどしてなるべく静電気が発生しづらい環境で行ってください。
私は今まで静電気でパチンときてもメモリを壊したことはありませんが、運が悪いと1発で壊れるそうなのでご注意ください。
メモリ増設
さて、準備が整ったら作業を開始しましょう。
必ずPCの電源は切って、つながっているケーブルは全て抜いてから行いましょう。
PCの裏にあるネジをドライバーで外します。
PCの外装を外す
PCの背面(ネジがあった方)を手前に向けて矢印の方向にスライドさせます。
パカッ(スライド後)
ひっくり返して反対側も矢印方向にスライドさせます。
スッ(スライド後)
スライドして取れたボディを外すとメモリとSSDが見えてきます。
赤枠で囲っているのがメモリ、青枠がSSDです。SSDも次回換装予定です。
SSD換装編はこちら
メモリを挿す
では空いているスロットにメモリをさしましょう。
挿さる部分には左右非対称の切り掛けがあるのでしっかり向きを確認しましょう。
挿す角度は写真のように30~45°くらいの角度で挿しこみます。
端子がしっかり隠れるまで刺しこんだらカチッと音が鳴るまで上から押し込みましょう。
隣のメモリのように水平になればOKです。
外装を戻す
開けた時の逆順でPCの外装を元に戻します。
最後にネジをつけるのも忘れずに!
メモリが認識されているか確認する
PCの電源を入れ、タスクマネージャーを起動してメモリが認識していることを確認します。
緑枠で最大容量が増えていること、青枠でスロットが2つ使われていることが確認できます。
問題なく24GB認識されたようです。
まとめ
メモリ増設はとても簡単なので、PCを開けたことのない方でも安心して取り組める作業だと思います。
最近のノートPCは薄型化のために増設不可だったりしますが、PCを購入する際は空きスロットがあるか確認するとよいでしょう。
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